積水ハウスの一戸建てが2012年に完成。土地選びと設計のポイントと、実際に経験した一戸建ての失敗談や成功談を交えて夫婦で書いていきます。

積水ハウスとの値引き交渉について。

モニ夫です。

同年代の友人達と飲んだ時の事。
家を建てる話で盛り上がったんです。

そのとき自分が聞かれたのは・・・。

「積水ハウスを買うとき、値引き交渉ってした?」

結論から申し上げますと、「建物本体の値引き交渉」は一切しませんでした。

値引き交渉をしなかった理由

最初は思ってました。
「積水ハウスの値引き率」ってどれくらいだろ?って。

でも、よく考えてみると値引率って曖昧なんですよね。
例えば・・・

「元々高すぎる値段から値引きした」
「材質を思いっきりグレードダウンされた」

これじゃ値引き率は高くても意味ないですよね。

値引率を語るにしても、グレードや材質がどれくらい変わったのか?土台がわからなければ値引率を語るのは全く意味ない行為だと思っています。

モニ夫はムリして値引き交渉をする必要はないと判断しました。

理由は下記の4点です。

1.身の丈に合うお得な設計プランがあった
2.建築部材をグレードダウンされるのは本末転倒と考えた
3.オプションを沢山つけて、その分サービスして貰う方が交渉しやすいと考えた
4.建物の値引き交渉を長引かせるよりも重視したいことがあった

詳しく説明していきますね。

1.身の丈に合うお得な設計プランがあった

見積りの流れを書いていきます。

最初のざっくりとした見積りでは、200万オーバーだったんです。理由は、ダインコンクリートのIS ORDERにしようと思っていたからです。

モニ夫達の重視したのは、地震に強くて音が漏れにくい住宅でした。それには壁が厚いダインコンクリートが不可欠だと考えていたのです。

しかし、担当の営業Mさんの提案でBE ECORDの完成住宅を見学をして考えが変わりました。他の家を建てている現場がすぐ近くなのに、窓を閉め切れば殆ど音がしなかったのです。

どうやらダインにこだわらなくても良さそうだ。
ダインコンクリートは自分にとってオーバースペックだなと。

そう思ったモニ夫に対し、Mさんが提案してくれたのがBE ECORD LIMITEDでした。

ある程度要望に合わせた間取りで設計可能で、シーカスとエアキスが標準仕様。地震対策もバッチリ。希望していたエアキスもついているので願ったり叶ったりでした。

Mさんは最初に言いました。
「この商品は設計が限定される分、かなりお値打ちです。よって値引きはできません。」

モニ夫とモニカはその言葉を聞いた瞬間に思いました。

値段を釣り上げてから大幅値引きをしたかのように見せかける営業よりは、この人の方がよほど信用できる。

実際、本体の坪単価は65万くらいで済みました。
本当に身の丈に合うおトクな(お値打ちな)プランだったわけです。

2.建築部材をグレードダウンされるのは本末転倒

値引きするにしても、安かろう悪かろうでは後悔する結果になりそうです。特に安さを優先させるために、こっそりグレードダウンされてはたまりません。

モニ夫たちは下記をMさんに伝えました。

・建物については、こちらから一切値引き交渉はしない
・ドアなどの部材や材料をこっそりグレードダウンするのは絶対にやめてほしい

Mさんは、今までの別のメーカの営業マンが使うような浅はかなテクニックは使ってきませんでした。値引率を大きく見せるように、最初の値段を釣り上げる真似もしてこないと踏みました。

モニ夫がやりたかったのは、「値引き」ではなく「予算調整」です。
「どの部分をどのグレードにした結果、どれだけ値下げできたのか」

ここを明確にしたかったのです。

家を建てるとき、「絶対にこだわりたい部分」と「そこまでこだわりがない部分」ってありますよね。
そこを線引きするために各予算を明確化することは不可欠だと思うし、結果的に納得できる家作りができると思うのです。

家の本体以外でサービスして貰える部分はいっぱいあるのです。
それを実現させるためには、Mさんの力が不可欠。

値引ありきの交渉で営業のMさんをウンザリさせるよりも、味方につけた方がトータルでメリットがあるとモニ夫とモニカは思ったのです。

Mさんは、こう言ってくれました。
「大丈夫です。すぐ見積もりの詳細を作りますので、疑問点があったらすぐ言ってください」

3.オプションを沢山つけた方が交渉しやすいと考えた

モニ夫はこうたたみかけました。

・オプションで一杯入れたいものがある
→Mさんの力でサービスしてほしい
・次で決めたいので、予算内にきっちり収めてほしい

Mさんは店長という立場。
建物本体の値引は立場上ムリですが、浴室・暖房・キッチン・トイレなどは別物。
言葉は悪いですが、メーカに対してゴリ押ししてくれそうな感じでした。

Mさんは快く承諾してくれました。

・・・一週間後。

本来は概算のフェーズであるにもかかわらず、Mさんはしっかりと見積もりの詳細説明をしてくれたのでした。

そして、200万オーバーからしっかりと予算内に収まってくれました。さすがMさん。店長だけのことはあります。

太陽光、燃料電池、床暖房、浴室乾燥機、電動シャッターなどつけたいモノは全て入れてもらいました。ここから床暖房と浴室乾燥機を追加でサービスしてもらうことができました(確か30万円分位)。
(※このBE ECORD Limitedを紹介してもらったときのやり取りはこちらです)

予算内で要求仕様を満足しているなら、何も文句はありません。こうしてスムーズに詳細設計のフェーズに移行することができました。

建物の値引き交渉よりも重視したいこと

建物の値引き交渉よりも重視したいこと。それは、営業さんに好印象を持ってもらうことだと考えます。

営業さんから色々な情報を引き出せるくらい仲良くなることが、トータルコストを抑えることができる方法だと思っています。

「俺たちは客なんだぞ!?なんで営業に気を遣わなきゃならんのだ!」

と思った方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、営業の方とかなり仲良くなれば、色々な情報が引き出せます。

Mさんとの話し合いをスムーズに進めた結果、こんなことが起きました。

1.優秀な設計士さんを紹介してもらった

営業のMさんから非常に優秀な設計士さんを紹介して貰うことができました。
他のブログで聞くような設計トラブルは全くナシ。おかげで希望通りの間取りが完成しました。

住んでから3年経ちますが、不便を感じたことはほとんどないです。

2.アイデア豊富な現場監督さんを割り当てて貰った

現場監督の方も、非常に優秀な方でした。
現場でしかわからない経験がとても参考になり、現場監督のアイデアを採用して図面を変更することもしばしばありました。

コンセントや照明のスイッチの配置など、住まないとわからなかったことを先回りして提案してくれたのです。

3.ヘッドハントしたインテリアコーディネーターを付けてくれた

モデルハウス担当なだけあり、全ての配色に全く違和感なし。

提案力も物凄かったです。自分の意見を押し付けず、モニ夫たちの色の好みをできる限り汲んでくれました。
住んでも飽きない色にしてくれていたんだなと、住んでから3年経った今思います。

4.大工さんが大当たりだった

ぶっちゃけ、若い人だったんで不安でした。
でも、それは杞憂に終わりました。

後工程のクロス貼り職人が驚くレベルの精密さ。ほぼズレなし。
凄腕の大工さんだったのです。

5.良い銀行を紹介して貰えた

これは最後に書きますね。

ただの偶然?

単に偶然だったこともあるかもしれません。
Mさんが結構偉い人だった影響もあるでしょう。

でも、モニ夫は全てが偶然ではないと思っています。

目先の値引きに拘っていたら、ここまでしてくれなかったんじゃないかと。

お金があるわけじゃないから予算はもちろん限られてる。でも、Mさんを始めとして自分の家に関わる人に気持ち良く仕事をして欲しい。

そうすればいい循環ができて、低い金利で良い家が建つんじゃないか。その結果、トータルコストを抑えることができるんじゃないか。

家が建つまで8か月間、ずっとそんな想いで過ごしてきました。

色々な方と信頼関係が築けた結果、納得のいく家づくりができたと思ってます。

モニ夫&モニカの家に携わった積水ハウスの方々に感謝!!

値引きよりも住宅ローンをしっかり考えた方が良い

コストで最重要視したいもの。それは住宅ローンです。
借りる金額にもよりますが、金利0.1%で100万変わることだってあります。

値引き額なんて吹き飛んでしまうレベルです。

いかに住宅ローンを低く抑えるかを考えた方が建設的だと思います。

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私の場合はMさんに協力して貰い、お勧めの銀行を紹介して貰うに至りました。




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プロフィール

記事を書いてる人:モニ夫&モニカ

2012年から積水ハウスの一戸建てに住み始めました。
家を建てた時の体験・失敗談や住んでからのことを、
このブログにつらつらと書いていきます。

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