積水ハウスのSHEQAS(シーカス)に着目した理由
住宅展示場でしっかり見るべきものは、ハウスメーカーが持っている技術の展示スペースです。
ここは他のハウスメーカと差別化された技術資料が集まっています。その内容がショボイと・・・あとは推して知るべしです。
ここで、自分たちが家に求めていることを伝えた上で、候補メーカと比べて何がどう優れているのかということを営業さんにしっかり説明してもらうことをお勧めします。
モニ夫たちの場合、街中に家を建てるのであれば、耐火性能に優れることを第一優先にしてへーベルハウスにしていたと思います。
へーベル材は他の材質に比べて延焼の影響を受けにくいのが大きな特徴ですが、燃焼時の一酸化炭素と二酸化炭素の発生を抑えることもできるので、煙による被害も抑えることができます。
ただし、モニ夫たちが家を建てる場所は、家と家の間はそこまで狭いわけはないので、外からの耐火対策に関してはそこまで重要視はしませんでした。
モニ夫とモニカは大地震が来ると予想される地域に住んでいます。なので、地震対策にどこまで心血を注いでいるのか最も重要視しました。そこで着目したのが積水ハウスの固有技術、SHEQAS(シーカス)です。
積水ハウスのSHEQAS(シーカス)とは?
積水ハウスは、地震によって発生した震動エネルギーを熱エネルギーに変換するSHEQAS(シーカス)という制振装置を持っています。
シーカスのページはこちらです。
ウチの写真で見るとこんな感じです。
耐力壁フレームとシーカスがセットになっている感じですね。
原理としては、シーカスの中にあるダンパーで地震からの力を熱に変換しつつ、ブレースでも力を吸収する。ブレースは伸びてもバックルで締めなおすことができる。
そして、地震後にダメージを受けた部品は交換が可能。
言い方は悪いですけど、周りの工務店では真似ができない技術です。
この説明を受けて、モニ夫の気持ちは積水ハウスに大きく傾きました。
それはなぜか?
地震は繰り返しやってくる
現在の耐震基準って、何を基準にしていると思いますか?
それは、「一発の大きな地震に耐えられるか」どうかです。
でも、果たしてそれで十分なのでしょうか?
答えは、否です。
地震は一発だけではありません。何回もやってきます。本震とほぼ同じくらいのエネルギーを持つ余震が何回も起こる事例だってあります。
だから、何回の地震にも耐えることができる技術がとても重要だと思うんです。
何回にも耐えるということは、この2点を満たす必要があります。
・局所的な力に強く、変形しにくいこと
・例え変形して使えなくなったとしても、替えが効くこと
営業のMさんから、東北の震災では家の状態は外見上問題ないのに、一部の損傷が激しいため住めなくなったケースが多いと聞きました。
例え構造体のバランスが良い設計であったとしても、地震の揺れ方によって力が局所的にかかってしまうのですね。
替えが効かない構造に局所的な力が何度もかかってしまうと、その時点で住むことができなくなってしまうのです。
なので、局所的にかかる力を吸収することができ、部品交換が可能な積水ハウスの手法は地震被害のリスクが少ないとモニ夫は考えます。
・・・決して積水ハウスの回し者ではありません^^;
これが積水ハウスで建てる決め手の一つになりました。
理想は免震構造なんですけど、そこまでは手が出ませんでした。
でも、積水ハウスはやり方次第でコストを抑えることができるので、積水ハウスって高いんじゃないの?と思う方も、検討する価値はあると思います。
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